子どもが学校に行けなくなったとき、多くの母親が最初に直面するのは、実は「仕事をどうするか」という問題です。
私もそうでした。今は下の子が学校に通えなくなっていますが、在宅で働いていたおかげで、仕事を辞めずに済んでいます。
通院にも、フリースクールの送迎にも付き添えています。もし外に働きに出ていたら、どちらかを諦めるしかなかったと思います。
この記事では、同じ状況にある方に向けて、働き方の選択肢を整理します。
子どもが家にいると、外勤は続けにくくなります
実際に起こることを挙げます。
- 平日の日中に通院や面談が入る(学校・支援機関・医療機関)
- フリースクールや適応指導教室の送迎が発生する
- 子どもが家に一人でいる状態を長時間つくりにくい
- 体調や気持ちの波に合わせて予定が急に変わる
特に4つ目が大きいです。「予定どおりに動けない日がある」ことを前提にした働き方が必要になります。
シフト制のパートや、決まった時間の出勤が求められる仕事では、これが難しくなります。
選択肢は3つあります
| 選択肢 | メリット | 難しい点 |
|---|---|---|
| 仕事を辞める | 子どもに集中できる | 収入が途絶える/再就職のハードル |
| 時短・勤務調整 | 収入を維持できる | 職場の理解が必要/急な休みが取りにくい |
| 在宅ワークに切り替える | 時間を自分で決められる | 収入が安定するまで時間がかかる |
どれが正解ということはありません。ただ、「辞める」を選ぶ前に、他の2つを検討してほしいと思っています。
辞める判断を急がないでほしい理由
子どもの状況は変わります。数か月で登校を再開する場合もあれば、年単位になる場合もあります。先が見えない時期に、収入だけを失うのは危険です。
経済的な余裕がなくなると、気持ちの余裕もなくなります。そして、その余裕のなさは子どもにも伝わります。
在宅ワークが「相性がいい」理由
① 時間を自分で決められる
午前中は付き添い、子どもが落ち着いている時間に仕事をする——こうした組み立てができます。就業時間が決まっていないことが、この状況では最大の強みになります。
② 急な予定変更に対応できる
面談や通院が入っても、上司に相談する必要がありません。作業を後ろにずらせば済みます。
③ 家にいられる
子どもが家にいる時間帯に、同じ空間で仕事ができます。話しかけられたら手を止められる。この距離感は、外勤では作れません。
ただし、良いことばかりではありません
正直に書きます。
- 収入が安定するまで時間がかかる(半年で月3万円なら順調なペースです)
- 「家にいるのに仕事中」という状態が、子どもには分かりにくい
- 集中したい時間と、子どもが話しかけたい時間が重なる
- 相談できる同僚がいない
私の場合、「この時間は仕事」と決めて子どもに伝えることで、少しずつ折り合いをつけました。完璧にはできていません。
収入面をどう見るか
数字の話を正直にします。
| 時期 | 月収の目安 |
|---|---|
| 1〜3か月目 | 0〜1万円(実績づくりの期間) |
| 4〜6か月目 | 1〜3万円 |
| 1年後 | 3〜5万円 |
すぐには生活費をまかなえません。だからこそ、今の仕事を辞める前に始めることを勧めます。
私は40代で在宅ワークに切り替え、今は50代です。手取りで月28〜30万円ほどを続けていますが、ここまで来るのに何年もかかりました。
使える支援を知っておく
お金の面では、次のような制度や窓口があります。地域によって内容が異なるため、お住まいの自治体で確認してください。
- 就学援助制度(学用品費・給食費などの補助)
- 教育支援センター(適応指導教室)——公的機関のため費用がかからない場合があります
- スクールカウンセラー・教育相談窓口
- ひとり親家庭の場合は各種手当
私は地方の中核都市に住んでいますが、調べてみると意外と選択肢がありました。学校を通さず、市の窓口に直接相談できる場合もあります。
同じ状況の方へ
子どもが学校に行けなくなると、母親は「自分のせいではないか」と考えがちです。私もそうでした。
ただ、働き方を変えることは、子どものためだけの選択ではありません。自分の収入と居場所を守ることでもあります。
私が在宅で働き続けられているのは、たまたま先に始めていたからです。もし外勤のままだったら、辞めるか、子どもを一人にするかの二択になっていました。
選択肢を持っていることが、これほど大きいとは思いませんでした。
まとめ
- 子どもの不登校で最初に問題になるのは働き方
- 外勤が難しくなる最大の理由は「予定どおりに動けない日がある」こと
- 選択肢は辞める・時短・在宅の3つ。辞める判断は急がない
- 在宅ワークは時間を自分で決められる点が最大の強み
- ただし収入が安定するまでは時間がかかるので、辞める前に始める
- 自治体の支援制度を一度調べてみる
今まさに悩んでいる方へ。仕事を辞めるかどうかを、今日決める必要はありません。まずは在宅でできる仕事を1つ調べてみるところから始めてみてください。
あわせて読みたい記事です。


