2023年、私は失業手当を受給しながら職業訓練(Webデザイン科・6か月)に通いました。
そして訓練の受講中も、さらに訓練が終わった後の1か月も、給付を受け取ることができました。
この「訓練で給付が延びる仕組み」は、知らない方が本当に多いです。私も申し込むまで知りませんでした。実体験としてお伝えします。
職業訓練とは
ハローワークが案内している、再就職に必要なスキルを学べる公的な制度です。
失業手当を受給している方が対象の「公共職業訓練」であれば、受講料は基本的に無料(テキスト代などは自己負担)です。
私が受講したのはWebデザイン科で、期間は6か月でした。
最大のメリットは「給付が延長されること」
職業訓練の本当の価値は、スキルが身につくことだけではありません。
訓練を受けている間、本来の給付日数を超えても手当が支給されます。
これを訓練延長給付といいます。
私の場合
6か月の訓練を受講している間、給付が続きました。学びながら生活費の心配を減らせるという状態は、想像以上に大きな支えでした。
もし訓練を受けていなければ、所定の給付日数が終わった時点で収入が途切れていたはずです。
訓練が終わった後も1か月延長されました
さらに知られていないのがこちらです。
訓練が終了しても就職が決まっていない場合、条件を満たせばさらに給付が延長される仕組みがあります。私はこれも受けられました。期間は1か月です。
訓練終了直後は、就職活動が本格化する時期です。その一番大事な時期に、収入の支えがあるかどうかは大きな違いになります。
延長には3つのタイミングがあります
| 種類 | タイミング |
|---|---|
| 訓練待期中の延長 | 訓練の開始を待っている期間 |
| 訓練受講中の延長 | 訓練を受けている期間(私はここ) |
| 訓練終了後の延長 | 終了後も就職が決まらない場合(私はここも) |
いずれも要件があり、誰でも自動的に受けられるわけではありません。該当するかどうかは、ハローワークで確認が必要です。
受講までの流れ
STEP1 ハローワークで相談する
失業手当の手続きの中で、職業相談の際に希望を伝えます。どんなコースがあるか、開講時期はいつかを案内してもらえます。
STEP2 コースを選んで申し込む
訓練にはWebデザイン、事務、介護、CADなど様々な分野があります。開講のタイミングは決まっているので、希望のコースがいつ始まるかを早めに確認してください。
STEP3 選考を受ける
面接や筆記による選考があります。人気のコースは倍率が上がることもあります。
STEP4 受講開始
合格すると受講が始まります。訓練中は、決められた出席要件を満たす必要があります。欠席が多いと給付に影響が出ます。
受けてみて感じたこと
良かったこと
- 収入の支えがある状態で学べた
- 独学では続かなかった内容を、決まった時間割で学べた
- 同じ立場の受講生と情報交換ができた
- 訓練で学んだことが、その後の在宅ワークにつながった
大変だったこと
- 平日の日中がすべて埋まる(家庭との両立は工夫が必要)
- 欠席には厳しい要件がある
- 希望のコースが必ず受けられるとは限らない
特に1つ目は、家族の理解が必要でした。私の場合は6か月という期間の見通しが立っていたことが、続けられた理由だと思います。
これから考える方へ
職業訓練を「スキルを学ぶ場所」とだけ捉えると、判断を誤ります。
「給付を受けながら学べる期間を確保できる制度」と考えると、価値の見え方が変わります。特に40代・50代で仕事を探している方にとって、この期間は貴重です。
私はこの訓練で学んだことをきっかけに、在宅で働く道に進みました。あのとき制度を知って使えたことが、今につながっています。
よくある質問
Q. 誰でも受けられますか?
選考があり、要件も定められています。まずはハローワークで相談してください。
Q. 費用はかかりますか?
公共職業訓練の受講料は基本的に無料ですが、テキスト代などは自己負担です。コースにより金額が異なります。
Q. 訓練中にアルバイトはできますか?
制限があり、申告も必要です。受講に支障が出ない範囲かどうかを含め、必ずハローワークに確認してください。
Q. 給付を受けずに訓練だけ受けられますか?
失業手当の対象でない方向けの制度(求職者支援訓練など)もあります。条件を満たせば給付金が受けられる場合があります。
まとめ
- 職業訓練は受講料が基本無料で学べる公的制度
- 最大の価値は訓練中も給付が続く(訓練延長給付)こと
- 訓練終了後も、就職が決まらない場合はさらに延長される仕組みがある(私は1か月受けられました)
- 延長には要件があり、自動的に受けられるわけではない
- コースの開講時期は決まっているので早めの相談を
もし今、退職して次を考えている段階なら、失業手当の手続きに行ったその日に、職業訓練についても聞いてみてください。選択肢が一つ増えます。
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※雇用保険・職業訓練の制度は改正されることがあり、要件は個別の状況で判断されます。必ず住所地を管轄するハローワークにご確認ください。
延長の仕組み(訓練延長給付)そのものについては、こちらで詳しく解説しています。





