記事は書いている。それなりの本数になった。なのに、アクセスが増えない。
この状態が長く続いていました。405記事です。書いた量が足りないわけではないはずなのに、検索から来てくれる人がほとんどいませんでした。
記事の質が悪いのだろうか。キーワードの選び方だろうか。そんなふうに考えて、また新しい記事を書く——その繰り返しでした。
でも先日、まったく別の原因が見つかりました。
Googleに「ここに記事があります」と伝える仕組みが、そもそも存在していませんでした。
サイトマップという、ブログには必ずあるはずのものが、私のブログにはありませんでした。405記事を書きながら、その存在に気づいていなかったのです。
サイトマップとは何か
難しい言葉に聞こえますが、中身はとても単純です。
「うちのブログには、こういう記事があります」という一覧表です。それをGoogleが読める形式で置いておきます。
読者に見せるものではありません。Googleのためだけに用意する、裏方のファイルです。
なくても記事は見つけてもらえる、けれど
ここが誤解しやすいところなのですが、サイトマップがなくてもGoogleは記事を見つけられます。リンクをたどって巡回する仕組みがあるからです。
ただし、それは「たまたま通りかかったら見つかる」という状態です。
たとえるなら、住所を登録していないお店のようなものです。前を通った人には気づいてもらえますが、地図には載りません。探している人には届きません。
サイトマップを置くことは、地図に住所を登録する作業にあたります。
自分のブログを確認する方法
まずご自身のブログを確かめてみてください。1分で終わります。
手順 アドレスバーに入力するだけ
ブラウザのアドレス欄に、次のように入力してEnterを押します。
あなたのブログのアドレス/sitemap.xml
たとえば https://example.com/sitemap.xml のような形です。
結果の見方
表示された画面で判断できます。
- 記事のURLがずらりと並んでいる → 正常です。この記事を読む必要はありません
- 「404」「見つかりません」と出る → サイトマップがありません
- いつものブログのトップページが出る → これもありません(私はこれでした)
私の場合、トップページが表示されました。サイトマップが存在しないので、代わりに普通のページが返ってきていたのです。一見すると何かが表示されているので、異常だと気づきにくい状態でした。
なくなっていた理由
調べてみると、原因は複合的でした。
WordPressの標準機能が働いていなかった
WordPressには、バージョン5.5以降、サイトマップを自動で作る機能が最初から入っています。wp-sitemap.xmlというアドレスで確認できます。
ところが私のブログでは、これが動いていませんでした。テーマかプラグインのどれかが、この機能を止めていたようです。
SEO系のプラグインを入れていなかった
サイトマップを作るプラグインを、ひとつも入れていませんでした。
テーマにSEO機能がついていたので、それで足りていると思い込んでいたのです。実際にはテーマのSEO機能は記事ごとの設定が中心で、サイトマップを作る機能は別物でした。
誰も教えてくれない
そして一番の理由はこれだと思います。サイトマップがなくても、エラーは何も出ません。
管理画面に警告が出るわけでも、記事の投稿に失敗するわけでもありません。ただ静かに、検索で見つかりにくい状態が続くだけです。
だから何年も気づけませんでした。
設置した手順
やることは2つだけでした。所要時間は10分ほどです。
ステップ1 プラグインを入れる
WordPressの管理画面から プラグイン → 新規追加 を開いて、次の名前で検索します。
XML Sitemap Generator for Google
以前は「Google XML Sitemaps」という名前だったものです。無料で、動作が軽いのが特長です。
インストールして有効化するだけで、サイトマップが自動的に作られます。設定を触る必要はありませんでした。
重いプラグインは選ばないでください
SEO系のプラグインには「Yoast SEO」や「Rank Math」といった高機能なものもあります。これらにもサイトマップ機能はついています。
ただ、機能が多いぶん動作が重く、ブログの表示速度が落ちます。サイトマップだけが目的なら、専用の軽いプラグインで十分です。
ステップ2 Googleに知らせる
作っただけでは、Googleは気づいてくれません。こちらから届け出ます。
Google Search Console を開いて、左メニューの「サイトマップ」をクリックします。
入力欄に sitemap.xml と入れて「送信」を押すだけです。
送信直後にエラーが出ても慌てないこと
私は送信した直後、ステータスが「不明」「1件のエラー」と表示されて焦りました。何か間違えたのかと思ったのです。
しばらく待ってから見直したところ、「成功しました」に変わっていました。Googleが読み込むまでに時間がかかるだけで、異常ではありませんでした。
すぐにエラーが出ても、まず時間をおいてください。
結果として届いたもの
設置後に確認すると、こうなっていました。
| サイトマップ | 登録された件数 |
|---|---|
| 記事のサイトマップ | 405件 |
| 固定ページ | 1件 |
| その他 | 2件 |
405記事すべてが、正しくGoogleに届きました。
これまで書いてきた記事が、初めてまとめて「ここにあります」と伝わったことになります。
効果が出るまでにかかる時間
正直にお伝えすると、送信した翌日にアクセスが増えることはありません。
Googleが記事を読み込み、内容を評価し、検索結果に反映するまでには時間がかかります。一般的には2週間から1か月が目安です。
確認する場所は、Search Consoleの「インデックス作成」→「ページ」です。ここに表示される「インデックスに登録されました」の件数が増えていれば、順調に進んでいます。
私も今、その経過を見ているところです。結果が出たら、あらためて記録するつもりです。
同じ状態の方へ
記事を書いても読まれないとき、私たちはたいてい「記事の質が足りない」と考えます。もっと丁寧に書こう、もっと調べようと、書くほうに力を入れます。
その努力は間違っていません。でも、届ける仕組みが壊れていたら、質を上げても届きません。
穴の空いたバケツに水を注いでいるようなもので、注ぐ量を増やす前に、穴を塞ぐ必要がありました。
私はそれに、405記事を書いてからようやく気づきました。もっと早く確認していればと思いますが、気づけただけでもよかったと思っています。
まとめ
- サイトマップは、Googleに記事の一覧を伝える裏方のファイル
- なくてもエラーは出ないので、気づきにくい
- 確認方法は
自分のブログのアドレス/sitemap.xmlを開くだけ - トップページが表示されたら、存在していない状態
- 「XML Sitemap Generator for Google」を入れれば自動で作られる
- 作ったあと、Search Consoleから送信するところまでが1セット
- 効果が数字に出るまでは2週間〜1か月かかる
記事を書く時間は、私たちにとって貴重なものです。家事や仕事の合間に、少しずつ積み上げてきた時間です。
その記事が誰にも見つけてもらえないのは、あまりにもったいないと思います。
まずは1分だけ、/sitemap.xml を開いてみてください。何も出てこなかったら、そこが伸びしろです。










