
児童手当って知ってる?

子供がもらえるお金なんじゃないかな。

すごいね!どのぐらいもらえるんだろうね。
はい!それでは、児童手当の総額や児童手当の使い道を詳しく検証していきます。


日本国内に住所を有する児童であれば、中学校卒業時まで児童手当が支給されます。児童手当で気になるのが、もらえる総額はいくらになるのかです。
実は、もらえる総額は児童の生まれ月や申請時期によって異なってきます。当記事では、もらえる児童手当の総額や児童手当の使い道を詳しく検証していきます。
1. 児童手当について
そもそも、児童手当とはどういうものなのでしょうか。
児童手当とは、家庭等における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的とした給付金制度です。児童手当について詳しくみてみましょう
1-1. 児童手当の支給対象
児童手当とは日本国内に住所を有する児童に対し支給されるお金です。支給対象となる児童は、日本国内に住所を有し、0歳から中学校第3学年修了前までの児童です。
児童手当の最終支給日は年齢の到達日ではなく、中学校第3学年修了前までとなります。年齢で言うと、15歳の年度末になります。そのため4月生まれの子と早生まれの3月生まれの子では、もらえる総支給額が変わってきます。
1-2. 児童手当の受給資格者
児童手当の支給対象は日本国内に住所を有する児童ですが、児童手当の受給資格者は児童を養育している人になります。実際の児童手当の振込先は児童ではなく、監護生計要件を満たす父母等になります。
児童が施設に入所している場合は施設の設置者等が受給資格者となります。
2. 児童手当の財源
日本国内に住所を有する0歳から中学校第3学年修了前までの児童に支給される児童手当の財源はどうなっているのでしょうか。詳しくみていきましょう。
児童手当等の財源は、国、地方(都道府県、市区町村)、事業主拠出金で構成されています。
事業主拠出金は、標準報酬月額及び標準賞与額を基準として、拠出金率(3.4/1000)を乗じて得た額を徴収し、児童手当等に充当されています。
3. 児童手当の月額
それでは児童手当の月額についてみていきましょう。
○0~3歳未満一律15,000円
○3歳~小学校修了まで・第1子、第2子:10,000円(第3子以降:15,000円)
○中学生一律10,000円
○所得制限以上一律5,000円(当分の間の特例給付)
児童手当は15歳までの子供が一律同額をもらえるわけでなく、年齢や家族構成さらには親の所得によっても異なります。
支給対象は中学校修了までの国内に住所を有する児童で、15歳に到達後の最初の年度末までとなっています。つまり15歳のお誕生日を迎えてから、中学校を卒業する3月末までの期間が対象となります。
この『15歳に到達後の最初の年度末まで』というのが、ポイントになってきます。それについては、次項の「もらえる児童手当の総額」で説明します。
4. もらえる児童手当の総額
児童手当の総額は約200万円となっています。
もちろん先に説明したように、所得制限があったり第何子かによってもらえる総額は変わってきます。
○所得制限なし・第1子、第2子の場合 : 1人あたり198万円
○所得制限なし・第3子以降 : 1人あたり252万円
上記の金額はもらえるMAXの金額です。ここで金額に若干の差が出るのが、生まれ月によるものです。支給対象は『15歳に到達後の最初の年度末まで』で、15歳のお誕生日を迎えてから、中学校を卒業する3月末までの期間となるのです。
4月生まれの子は中学3年生になってすぐ15歳の誕生日を迎え、卒業の3月までの12か月間丸々児童手当が給付されます。ところが早生まれの子たちは15歳のお誕生日を迎えるとすぐに卒業の3月を迎えます。3月下旬生まれの子は、卒業式を終えてからお誕生日を迎えることにもなりますよね。
もうおわかりでしょうか。
4月生まれの子と、3月生まれの子では児童手当の給付期間が若干違ってくるのです。
4月生まれの子は丸々12か月分、対して3月生まれの子はたった1か月分のみとなります。児童手当は月額1万円の給付、第3子以降に関しては1万5千円の給付となりますから、もらえる期間が短いともらえる総額も少なくなってしまいます。
そうは言っても、児童手当のことを考えて生まれてくるわけではないので、そこは致し方ないものと割り切るしかないですね。
5. 児童手当の使い道
さて前項で紹介したように、児童手当でもらえる約200万円という大金を子どものために有意義に活用したいものですね。
日々の生活費で何気なく使ってしまうとそんなに大金をもらっているという意識がなかなか持てないものです。
生活費以外の使い道についてご紹介します。
〇学資保険や積立
子供が生まれた時から、児童手当のお金を学資保険や定期積立をしておけば、約200万円もの貯蓄ができるようになります。
〇子供の習い事や塾、教材など
子供には好きな習い事をさせてあげたいものですよね。児童手当を月謝に充てているご家庭も多いですよ。
〇家族旅行やレジャー費用
夏休みやゴールデンウィークの長期休暇で家族旅行を楽しむご家庭も多いことでしょう。その旅行費用として児童手当を活用しているご家庭も多いですね。
児童手当の制度の目的は、
○家庭等の生活の安定に寄与する
○次代の社会を担う児童の健やかな成長に資する
ですから、生活の安定に寄与するため生活費に充当するのはもちろん大事なことです。
ですが児童手当でもらえる約200万円という大金ですから、日々の生活で費やすのではなく子供の成長のため有意義に使ってもらえればと願うばかりです。
6. もらえる児童手当の総額を確認してみよう!
もらえる児童手当の総額を検証してきましたが、いかがでしたか。月に1万円程度でも、中学卒業するまでの期間でもらえる総額は約200万円。意外に多いなと感じた方も多いのではないでしょうか。当記事を参考にしながら、各ご家庭でもらえる児童手当の総額を確認してみましょう。

-
-
あなたはもらえる?育児休業給付金の条件をチェック!
guujisan.jp