投資を始めるとき、多くの方が最初につまずくのが「確定申告は必要なのか」という疑問です。
実は、口座の選び方次第で、確定申告が一切不要になります。この記事では、投資の口座の種類と、確定申告が必要になるケースをまとめました。
投資の口座は3種類ある
| 口座の種類 | 確定申告 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| NISA口座 | 不要 | ◎ 最優先 |
| 特定口座(源泉徴収あり) | 原則不要 | ○ NISA以外はこれ |
| 一般口座 | 原則必要 | △ 避けたほうが無難 |
① NISA口座:最も有利・確定申告ゼロ
NISA口座内での利益は非課税なので、そもそも税金が発生せず、確定申告も一切不要です。まず優先して使うべき口座です。
② 特定口座(源泉徴収あり):初心者に最もおすすめ
NISAの非課税枠を超えた分は、この口座を使います。証券会社が税金の計算と納税を代行してくれるため、原則として確定申告は不要です。
③ 一般口座:避けるべき口座
税金の計算・納税をすべて自分で行う必要があります。特別な理由がない限り、選ぶ必要はありません。
それでも確定申告が必要になるケース
ケース① 一般口座で年間利益が20万円を超えた
一般口座を使っていて利益が出た場合、金額によっては申告義務が生じます。
ケース② 複数の証券会社で損益通算したい
A社で利益、B社で損失が出た場合、確定申告をすることで損益を相殺し、税金を減らせることがあります。この場合は、申告したほうが得になります。
ケース③ 外国株の配当で外国税額控除を受けたい
外国株の配当には、現地の税金が源泉徴収されていることがあります。確定申告により、二重課税分を取り戻せるケースがあります。
NISAと特定口座の組み合わせが基本形
結論として、「NISAを非課税枠いっぱいまで使い、それを超えた分は特定口座(源泉徴収あり)」という組み合わせにしておけば、確定申告の心配はほぼなくなります。
確定申告が必要になった場合の対処法
- 証券会社が発行する「年間取引報告書」を用意する(申告に必要な情報がまとまっています)
- 国税庁の確定申告書等作成コーナーを使えば、画面の案内に沿って入力するだけで作成できます
- 不安な場合は、税理士や税務署の相談窓口を利用する
よくある質問
Q. 専業主婦でも確定申告は必要になりますか?
NISAと特定口座(源泉徴収あり)の組み合わせであれば、専業主婦でも申告は原則不要です。一般口座を使っている場合や、損益通算をしたい場合に検討することになります。
Q. NISAの利益は扶養の判定に影響しますか?
NISA口座内の利益は非課税所得として扱われ、税法上の扶養判定には含まれません。ただし健康保険の扶養など制度によって扱いが異なる場合があるため、心配な場合は加入先に確認してください。
Q. 損失が出た年も申告したほうがいいですか?
損失を翌年以降に繰り越せる「繰越控除」という制度があります。翌年以降に利益が出た際に相殺できるため、損失が出た年でも申告する価値があるケースがあります。
まとめ
- 投資の口座はNISA・特定口座・一般口座の3種類
- NISA+特定口座(源泉徴収あり)の組み合わせなら確定申告は原則不要
- 申告が必要になるのは一般口座での利益20万円超・損益通算・外国税額控除のケース
- まずはNISAの非課税枠を優先して使うのが基本
これから始めるなら、証券口座の種類を確認し、NISAと特定口座(源泉徴収あり)の組み合わせになっているかをチェックしてください。


