象のエレップときりんのキリリンは、動物園の隣同士の小屋に住んでいる大の仲良し。普段は人間の子どもたちが見物に来るので、ふたりは雨の日にゆっくりお話をします。エレップはキリリンに、おとうさんから聞いた遠いアフリカのサバンナの話をしました。仲間たちがたくさんいて、好きなところで遊べる広い広いサバンナ。エレップとキリリンは、サバンナを駆けまわる日を夢見ます。
そんなある日、飼育係のおにいさんが小屋のとびらの鍵を閉め忘れて帰ってしまいました。「さあ、ほんとうの にわに かえろう!」キリリンとエレップはまだ見ぬサバンナを目指して動物園を抜け出しましたが……!?
お子さまと一緒に楽しむためのヒントとなる、「読み聞かせのアドバイス」と「絵の中の注目ポイント」を巻末に収録しています。ぜひ一人読みにも挑戦させてあげてください。子どもに聞かせて、読ませて、子どもに質問して――。知育にも役立つ楽しい絵本です。
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